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7時間も車に乗って~後編~

2016/11/17 _ NEWS

近江上布(おうみじょうふ)をご存知でしょうか。愛荘町を訪れたもうひとつの目的は近江上布をこの目で見たかったからでした。湖東地域の伝統的な麻織物です。

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近江上布伝統産業会館では製品のみならず、織り機や職人が織っている様子も間近で見学することが出来ました。中でも興味深かったのが、今では織ることが出来なくなった伝統的な柄がいくつもあること。現存する麻布がなくなってしまうと、もうその柄の近江上布は無いのだとか。とても惜しい事であるのと同時に、私たちはDESIGN SETTA SANGOのヴィンテージシリーズに通じるものがあるなと直感しました。二度と巡り会えない生地。とても素敵なデザインなのに布(テキスタイル)のままなぜか現代に生き残り、輝ける時を待っているように感じました。

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もうひとつ目を引いたのが「ののすておりがみ」です。愛荘町上蚊野にある「コクヨ工業滋賀」が製造するヨシ紙を使い、以前に近江上布を製造していた野々捨商店の型紙をプリントして折り紙にしたものです。そのモノトーンの柄はとてもかっこよく、心を掴まれました。

もう織りようの無い麻布や、伝統的でありながらモダンなパターンを持つののすて型紙。このどちらもストーリーがあって、地元の人の想いがあって、私たちがまだ挑戦したことの無いものでした。貴重な生地をサンプル作りのためにお譲り頂き、三郷町に持って帰り、試作に取り掛かります。いくら背景が素晴らしくデザインがかっこよくとも、履き心地が悪ければDESIGN SETTA SANGOの製品には成りえないのです。

難しいから面白い。二度と巡り会えないから輝かせたい。

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またお話していて判明したのですが、こちらもd design travelの滋賀号に掲載されていらっしゃって、奈良号に掲載されている私たちと同じ「NIPPON VISION」の記事に取り上げられているそうなのです!「取材の時にNさん、来てくださいましたよね!」なんて、そんな共通する話題ができるとは。

今回の滋賀県愛荘町への訪問は、車で往復7時間という決して楽ではない訪問でしたが、それを上回る有意義な出会い・お話・収穫を得ることが出来ました。お時間を割いて頂いたUCCの副工場長、近江上布伝統産業会館の西川さん田中さんありがとうございました。

そして何よりすべての訪問先への取り次ぎ、案内、お付き合い頂いた愛荘町商工観光課の山本さんに心より感謝申し上げます。情熱と愛を持って町のために動いてくださった山本さん。本当にありがとうございました。

この訪問がより意味のあった訪問となるには、これからの試作・工夫に掛かっていると思います。どこまで製品として完成するか分からないことばかりですが、良いSETTAを皆様にお届けできるよう知恵を絞って頑張ります!

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